今日はどこへいこう

バイクを中心に色々書いてます。

氷上の覇者となれ!自作スパイクタイヤを作ってみた

冬になりバイクを冬眠させている方も多い中、年中無休で遊べるオフロードバイク

今回はその年中遊べるオフロードバイクを更に冬仕様に強化しちゃいます!

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Start your engine!!

スパイクタイヤを作る前に

スパイクタイヤを使う上で前提として知っておかなければならないことが

スパイクタイヤは原則として公道での仕様が禁止されている”という点です。

法令は以下を参照ください。

www.env.go.jp

これにはいくつか例外があります。

1.原動機付き自転車

2.積雪または凍結している道路上

 

今回は原付二種であるKLX125を使用するので罰則規定には抵触しませんが

126cc以上のバイクを使ってやる場合には必ず凍結路、積雪路のみでしか走行できないということに留意して行う必要があります。

早速作っていく

法律があることを理解した上で早速作って行きましょう

用意するものはこちら

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タッピングビス(トラスが良い)、チューブとビスの頭が接触しないようにするための緩衝材(写真にはゴムシートが写っていますが調子が悪いのでお勧めしません。)

以上です。

それでは作り方

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先ずはビスを出したいところへ下穴を開けていきます。(非常に根気がいります)

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続いて開けた穴にビスを打ち込み続けます。

1/4程打ち込んだ所で嫌になってきますがグッと堪えて続けます。

近年稀に見る大寒波の中での作業だったので2/3が終わる頃には指先の感覚が無くなり始めます。

血を吐きながら続ける悲しいマラソンです。

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苦難を乗り越え完成。

至極簡単な作業ですが当分やりたくない作業第一位にランクインです。

おめでとうございます。

早速組み付けていきますが、普通に組み付けるだけだと

ネジの頭がチューブを攻撃して早々にゲームオーバーになってしまうので間に緩衝材を入れます。

冒頭で紹介したゴムシートはあまり使い勝手が良くなかったので先人の知恵をお借りして使ったのがこちら

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廃チューブです。なんともエコロジー

元々円形に作られているので馴染みやすいという寸法ですね。

この廃チューブを

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内側に貼ったり、

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健康なチューブに被せたりして組み付ければ完成です。

 

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タイヤコウカーン!ファンキースパイク!

まるで世紀末のような見た目です。殺傷能力高そう。

ビスが寝てしまったり押されて貫通してきたりするのを避けるため空気圧は普段よりも高めで。

早速走ってみた

 

テストに選んだのは登山口手前の舗装林道。

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舗装部分より先は冬季閉鎖されており滅多に人がこないのと日当たりが悪くいい感じのアイスバーンになっておりスパイクタイヤのテストには持ってこいのコンディション。

 

走ってみると突き出したビスが氷に突き刺さりかなりのグリップ感です!

バイクで遭遇した時には死をも覚悟するアイスバーンがまったく怖くありません。

発進、停止が普通に行えるのはもちろんのこと30km/h以上でコーナーを曲がる事も出来ました。

弱点は新雪には弱いことですね。新雪であればモトクロスタイヤやエンデューロタイヤの方が走れるような気がします。

 

グリップ感はこんな感じ

舗装路>スパイクアイスバーン>>>モトクロスタイヤ土>>>>スパイク新雪

 

気になった方はぜひ一度お試しあれ。